天井が高いリビングを「高級ホテル」に変える!失敗しない間接照明と折り上げ天井の黄金比
「せっかく天井を高くしたのに、なんだかガランとして落ち着かない……」 「夜になると部屋が暗すぎて、せっかくの開放感が台無し」 注文住宅やリノベーションで念願の「高天井」を手に入れた方が直面する意外な悩みが、この**「ライティングと空間構成」**です。ただ天井を高くするだけでは、倉庫のような殺風景な空間になりかねません。 リビングをまるで都心の高級ホテルのような、上質で温かみのある空間に変える鍵は、**「折り上げ天井(おりあげてんじょう)」 と 「間接照明」**の緻密な計算にあります。今回は、意匠性と快適性を最大化するための「黄金比」と、失敗しない設計のポイントを徹底解説します。 1. 「折り上げ天井」がもたらす立体感と高級感 天井が高いリビングにおいて、平坦な一面の天井は間延びした印象を与えがちです。そこで効果的なのが、中央部分をさらに一段高く凹ませる「折り上げ天井」です。 視覚的な奥行き: 天井に段差(段数)を作ることで、視線が自然と上へ向かい、実際の数値以上の高さを感じさせます。 空間の区切り: 広いLDKの中で、リビング部分だけを折り上げることで、壁を作らずに「くつろぎのゾーン」を視覚的に分けることができます。 2. 間接照明の「黄金比」と設計のルール 高級ホテルのラウンジが心地よいのは、光源(電球)が直接目に入らず、柔らかな反射光だけで空間が構成されているからです。これを自宅で再現するには、以下のルールを守る必要があります。 幕板(まいた)の高さと懐(ふところ)の寸法 間接照明を仕込む際、最も多い失敗が「LEDの粒が見えてしまうこと」や「光が奥まで届かないこと」です。 理想の寸法: 折り上げた段差の垂直面(幕板)は 15cm〜20cm 程度確保しましょう。また、照明器具から天井面までの距離をしっかり取ることで、光が綺麗にグラデーションを描いて広がります。 コーブ照明とコーニス照明の使い分け コーブ照明: 天井を照らす手法。天井が高く見える効果が最も高く、リビング全体を優しく包み込みます。 コーニス照明: 壁面を照らす手法。壁の素材感(タイルやエコカラットなど)を強調し、ドラマチックな陰影を生み出します。 3. 色温度(ケルビン)の選択で「雰囲気」をコントロール 照明の「色」は、リラックス度を大きく左右します。高CPCな不動産価値を維持する上でも、こ...